20230814

 昨晩、大量のコーヒー豆をハンドミルで挽いて、久しぶりに仕込んでみた気合いのミルクブリュー。寝坊しちゃったのであちゃ〜少し抽出しすぎたかなと思いつつ、牛乳の海に浸ったコーヒー豆を取り出した。冷蔵庫で12時間。若干渋みはあるけど美味しく飲めるくらいにはいい感じでよかった。豆を挽くのに気合いがいるので頻繁には作れないけど、次作るなら10〜11時間くらいで作ってみようと思います。

 今日は家族と過ごす休日。ちょっと遠出してごはんを食べよう!ということで、山間にあるスパイスカレー屋さんや食堂などを検討した結果蕎麦を食べにいくことになり、父の運転する車で戸隠へ。目的地は少し標高の高いところにある蕎麦屋だったので、道中にある他の蕎麦屋の混み具合を横目で気にしながら向かった。お盆だからかどこも多少は人が並んでいた。目的地のお店に到着してみると、わたしたちの前に順番待ちをしていた家族連れ2組がどちらも7人組とかだったので少し不安になったけど、そこまで待たずに蕎麦にありつけた。きゅうりとおなす、ふたつも小鉢が出てきたのに「うどん、そばご注文の方全員に天ぷらサービス!」という地球イチのおもてなしがあるお店で、自動的に人数分の野菜の天ぷらが4種類、大好きなおなすの天ぷらもあって、しかも揚げたてだったので感動してしまった。メニューにはうどんか蕎麦しかなかったのでほぼ全員に天ぷらをサービスしていることになる。ざるそばももちろん美味しかった。母曰く秋限定のきのこ蕎麦も美味しいとのことなので、絶対に秋にもここに来たい。

 その後は山を下って、図書館に行った。父はよく図書館に通っているので今日も寄るつもりみたいだったけど、今回はめずらしくわたしから行きたいと申し出た。読みたい本はいくつもあるけど高くて全部は買えないなあと思っていたところ、そういえば図書館という素敵な場所があるじゃん、とふと思い出してのことだった。ただ、わたしが図書館に行って本を借りるのは10年くらいぶりだったので利用券を再発行するところから始める必要があり、その手続きをしにカウンターに行ったら、利用してない期間が長すぎてわたしのデータは消えてたので、結局新規発行ということになった。ずっと読みたいと思っていた滝口悠生さんの「茄子の輝き」は貸し出し中になっていたので、「茄子の輝き」の隣にあったであろう滝口さんの「高架線」と、くどうれいんさんの「氷柱の声」を借りた。貸し出し期間は2週間。読むのが楽しみな気持ちもありつつ、読み切れるか少し不安。

 あとはめんどくさがってずっと行けてなかったマイナンバーカードの受け取りに行ったり、実家で大きくなりすぎた植物(園芸屋さんの友人に「サンセベリア」という名前の葉っぱだと教えてもらった)を植え替えたりした。美味しいお肉とたくさんの野菜を食べて、ワインを飲んで、たくさん話した。家族にはいつもほんとに、ありがとね、という気持ちばかり。簡単にはいなくなれない、手離せない場所だなって思う。帰り道ひとりで歩いてて、寂しさと、申し訳なさみたいな気持ちが湧き出てしまってちょっとだけ涙が出た。ありがとね、と、ごめんね、がいつも付き纏う。