大好きなCDをかけて あの頃に帰ろう

先日のこと。念願だった小山田壮平さんのライブに行ってきました。

「壮平さんのライブに行く!」と心に決めたのは20歳になったとき。その直後コロナ禍になってしまいなかなか機会が訪れなかったのだけど、今回の弾き語りツアーで今暮らしている町の小さなライブハウスに来るというので、これは行かねば…!と思い、チケットが取れたのが23歳の現在です。嬉しかったな。ライブのことを反芻しながら今これを書いていますが、何度思い出しても嬉しかったな、という気持ちでいっぱいになる。

andymoriの曲たちもソロで出してるアルバムも、それぞれ何百回と聴いてきたし、ライブ映像だってandymori全盛期の頃のドラムがすごい速さのやつとか、たぶん100回くらいは見ているけれど、直接聴く歌声には叶わないな、と思った。今まで聴いてきた何百回分を超えるほどのはるかに大きなエネルギーが、目の前の本人からちゃんと伝わってきて、なんかもうそれだけでいいやって思ってしまった。歌詞のひとつひとつやギターの一音一音が、振動になって自分の体に確かに伝わってくる。そのことがとても嬉しかった。

「こんにちは〜」と言ってぬるっとステージに出てくる感じも、思いつきで喋ってしまうゆるめのMCもとても良いなと思ったし、何よりその姿がYouTubeで何回も見たandymoriの頃のライブ映像(12、3年前だと思う)とほとんど変わっていなくて、そのことに驚いてしまった。あとカーディガンがめちゃくちゃ似合う。イヤホンから何度も聴いてきたその声をいい声だなとはずっと思っていたけど、実際に聴くとほんとうに素直でまっすぐで、とてもきれいだなと思った。かっこいいというよりかはきれいな人だな、なんてことも思った。2列目の端っこにいたのですが、勘違いでなければおそらく5回くらい目が合って、あまりにまっすぐな視線なので少し緊張してしまった。でも目が合うってコミュニケーションなので、どきどきしたけど嬉しかった。ひらがなの方のどきどきだった。

何より何より、ずっと聴いてきた大好きな曲が思った以上にたくさん聴けて、ほんとうに嬉しかったです!「君の愛する歌」「空は藍色」から始まり、「雨の散歩道」「everything is my guitar」「16」「Peace」「グロリアス軽トラ」「Sunrise&Sunset」「1984」「投げKISSをあげるよ」などなど…(書きすぎ) 夢みたいだったなあ。
「アルティッチョの夜」とかもかっこよかった。最後の最後、アンコールまで終えてステージを去るとき「気をつけて帰ってね」と言ってくれて、「愛してしまう…」と思った。エネルギーと愛をビシビシに感じた夜でした。とてもすてきなひと。次はバンドツアーも行ってみたいです!